アメリカのＧＤＰ（＝国内総生産）が大幅に上方修正されたことを受け、アメリカ・ニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、史上初めて１万８０００ドルを上回った。

　２３日のニューヨーク株式市場・ダウ平均株価は前日比６４ドル７３セント値上がりして１万８０２４ドル１７セントで取引を終えた。１万８０００ドルの大台突破は史上初めて。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は前日から１６ポイント下がり、４７６５．４２だった。

　２３日に発表された７月から９月までのＧＤＰの確定値が大幅に上方修正され、アメリカの景気回復がより鮮明になったことで買い注文が集まった。

　ニューヨーク株式市場は、２２日も過去最高値を更新するなど高値圏での取引が続いているが、２３日に発表された１１月の個人消費支出も増加したことで、アメリカの景気拡大への期待にさらに弾みがつく形となった。