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天皇陛下81歳に「より良い日本作る努力」

2014年12月23日 6:20
天皇陛下81歳に「より良い日本作る努力」

 天皇陛下は23日、81歳の誕生日を迎え、記者会見で、日本が平和で健全な国として各国と支え合って歩むことを願われた。

 天皇陛下は誕生日に先だっての記者会見で、「先の戦争」について触れ、多くの死を無にすることがないよう、常により良い日本を作る努力を続けることが残された自分たちの義務であり責任だとし、次のように述べられた。

 「日本が世界の中で安定した平和で健全な国として、近隣諸国はもとより、できるだけ多くの世界の国々と共に支え合って歩んでいけるよう切に願っています」

 また、広島の豪雨災害や御嶽山噴火などの被害を気遣った上で、「高齢者の屋根の雪下ろしは、いつも心配しています」とも述べ、豪雪地帯の雪害で毎年多くの人が亡くなっていることから、雪国の高齢者も安全に暮らせるよう望まれた。

 一方、まもなく成人となる孫の佳子さまに対して、国際基督教大学への入学は「先輩の眞子から大学のことを十分に聞いた上で決めたことですから、きっと良い大学生活を送ることになると期待します」とエールを送られた。