世界の平均気温、過去120年で最高へ
今年の世界の平均気温が120年ほどの統計で最も高くなる見通しとなり、気象庁は今後も記録的な集中豪雨など極端な気象現象が増える恐れがあるとしている。
日本の気象庁などが集計した、今年11月までの世界各地の平均気温は、1891年に統計を取り始めてから120年ほどで最も高くなる見通しとなった。エルニーニョ現象や地球温暖化が原因とみられ、アメリカの南西部などで干ばつが続いた他、インドなどで記録的な大雨の被害が相次いだ。
一方、日本でも広島などで記録的な大雨が降り被害が相次いだ。このため気象庁は、今後も気温が高い状態が続けば集中豪雨や干ばつなど極端な気象現象が増える恐れがあるとして対策を進めるべきとしている。