×

利上げ時期、慎重判断する姿勢強調~FRB

2014年12月18日 19:35

 アメリカのFRB(=連邦準備制度理事会)は17日、景気対策のために続けている事実上のゼロ金利について、景気回復の流れを受けて利上げに踏み切る時期を慎重に判断する姿勢を強調した。

 アメリカでは景気回復の流れを受け、現在行っているゼロ金利政策をいつ解除するかが焦点となっている。こうした中、FRBは16日から17日にかけて金融政策を決定する会合を開き、その後、声明を発表。ゼロ金利については「相当の期間」続けるというこれまでの文言を残しながらも「忍耐強く」対応するとの表現を新たに盛り込み、利上げの時期を慎重に判断する姿勢を強調した。

 利上げについてFRBのイエレン議長は17日の会見で、「少なくともここ2、3回の金融政策決定会合での利上げはないだろう」と述べ、来年4月以降になる可能性を示唆している。