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“数年に一度の猛吹雪”根室市では避難勧告

2014年12月17日 11:52
“数年に一度の猛吹雪”根室市では避難勧告

 急速に発達した低気圧の影響で、北海道ではこれから18日にかけ「数年に一度の猛吹雪」となるおそれがある。道東の根室市では「避難勧告」を出して警戒を呼びかけている。

 根室市では16日夜からの雪で、市内を流れるハッタリ川があふれて沿岸部の地域が床上冠水した。このため根室市では17日午前8時4分、673世帯に「避難勧告」を出した。

 この暴風雪で交通機関にも影響が出ている。17日午前9時40分現在、JRは札幌と釧路や網走などとを結ぶ特急列車50本が運休するなど、17日午前中の列車を中心に合わせて329本の運休が決まっている。

 新千歳空港は東北方面の雪や風が強まっているため、17日午前9時現在、合わせて76便の欠航が決まっている。新千歳と道内各地を結ぶほとんどの便や、羽田など本州方面とを結ぶ便も一部欠航となっている。航空各社によると、欠航はさらに増える見込み。

 今後、釧路や根室地方では天気はいったん回復するが、風の強い状態が続き、18日から再び荒れる見込みだという。