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第47回衆議院選挙 各党首“最後の訴え”

2014年12月14日 1:26
第47回衆議院選挙 各党首“最後の訴え”

 第47回衆議院議員選挙は14日が投票日。選挙戦最終日の13日、各党の党首は全国各地で演説し、最後の訴えを行った。

 自民党・安倍総裁「頑張ってみんなで汗を流せば間違いなく日本は成長していくことができる。もっと豊かになっていくことはできるんです。そして私たち与党は、日本人の命と幸せな生活、そして領土、領空、美しい海を守ることに責任を持っています」

 民主党・海江田代表「民主党は新しく選挙を経てフェニックスになって、不死鳥になって、もう一回、国民の皆様方の期待をしっかりと受け止めて、そして政権を奪取する政党にならなければいけない。まさに流れを変える時なんですよ」

 維新の党・江田共同代表「安倍政権が暴走を始めた時に本当に誰もストップをかけられないという異常な事態になっていくんです。決して国民本位の政治は生まれません。身を切る覚悟のない安倍首相や自民党の政治家、与党の政治家に、決して改革はできないんだと」

 公明党・山口代表「国民の皆さんは公明党と自民党の連立政権に期待しているんです。日本の針路をしっかりと、国民の期待にそうように力を合わせていく、そこには公明党がいなければならないんです、皆さん。国民の皆様の後押しで軽減税率を実現させてください。どうか公明党、勝たせてください」

 次世代の党・平沼党首「この日本は、どんなに強弁しようとも保守でなければダメなんです。新保守という立場を貫いて、この日本を少しでも良くしていきたい。現在、お互い生きている我々は、我々の子や孫、さらにその先の子孫のために責任を持っていかなければなりません」

 共産党・志位委員長「安倍さんは『この道しかない』と連呼します。しかし私は言いたい。この道に先はない。皆さん、大企業応援から暮らし応援の政治にかじを大きく切り替えようじゃありませんか。どの問題でも安倍政権に正面から対決しているのが日本共産党です」

 生活の党・小沢代表「何としても一日も早く安倍政権を国民の皆さんのために変えなくちゃいけない。国政で国民の生活が第一だ、国民の生活を無視した政治ではダメだ、そういう主張の下で政権の交代を果たしていかなければならない」

 社民党・吉田党首「社民党は、暮らし・平和・脱原発・TPPに反対をする。農林水産業の再生をする。この4つの約束を掲げて戦っています。自民党の議席を減らさなければ今の安倍政権の政治は変わりません。政策転換ができません」

 また、新党改革・荒井代表は安倍政権の経済政策「アベノミクスを失敗させてはならない」とした上で、家庭に投資して、景気の好循環を作っていく「家庭ノミクス」を追加する必要があると訴えた。

 14日の投票は一部を除いて午前7時から始まり、午後8時に締め切られる。即日開票され、夜遅くには大勢が判明する見通し。

 ところで、総務省によると、12日までに全国で1018万人余りが期日前投票を行った(投票率9.77%)。前回の衆院選の際の同じ時期よりも93万人余り多くなっている。