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衆院選あす投開票 各党最後の“舌戦”

2014年12月13日 17:49
衆院選あす投開票 各党最後の“舌戦”

 第47回衆議院議員選挙は14日が投票日。選挙戦最終日の13日、各党の党首は全国各地で演説し最後の訴えを行った。

 自民党・安倍総裁「女性が輝けば日本はもっと良い国になっていくんです。女性の皆さんにとっても、高齢者の皆さんにとっても、障害がある皆さんにとっても、生きがいのある日本にしてまいります。そして、チャンスのある日本にして、みんなにチャンスがあれば、日本はもっと成長していくんです」

 民主党・海江田代表「これ以上自民党の数が増えたら、国会の議論がなくなりますよ。野党に時間を与えないんだから。民主党の議員を一人でも多く国会に送り込んで、皆さんの声をしっかり国会で代弁をして議論をする国会にしなければいけない」

 維新の党・江田共同代表「安倍政権が暴走を始めた時に、本当に誰もストップをかけられないという、非常に異常な事態になっていくんです。決して国民本位の政治は生まれません。身を切る覚悟のない安倍首相や自民党の政治家、与党の政治家に決して改革はできないんだと」

 公明党・山口代表「国民の皆さんは公明党と自民党の連立政権に期待しているんです。日本の進路をしっかりと、国民の期待に沿うように力を合わせていく、そこには公明党がいなければならないんです。皆さん。国民の皆さまの後押しで、軽減税率を実現させてください。どうか公明党、勝たせてください」

 次世代の党・平沼党首「この日本はどんなに強弁しようとも、保守でなければだめなんです。新保守という立場を貫いて、この日本を少しでもよくしていきたい。現在、お互い生きている我々は、我々の子や孫、さらにその先の子孫のために責任をもっていかなければなりません」

 共産党・志位委員長「安倍さんは、『この道しかない』と連呼します。しかし私は言いたい。この道に先はない。皆さん、大企業応援から暮らし応援の政治にかじを大きく切り替えようじゃありませんか。どの問題でも安倍政権に正面から対決しているのが日本共産党です」

 生活の党・小沢代表「何としても一日も早く安倍政権を国民の皆さんのために変えなくちゃいけない。国政で国民の生活が第一だ、国民の生活を無視した政治ではダメだ、そういう主張の下で政権の交代を果たしていかなければならない」

 社民党・吉田党首「社民党は暮らし、平和、脱原発、TPPに反対をする、農林水産業の再生をする、この4つの約束を掲げて戦っています。自民党の議席を減らさなければ、今の安倍政権の政治は変わりません。政策転換ができません」

 また、新党改革の荒井代表は、安倍政権の経済政策「アベノミクス」を失敗させてはならない、とした上で、家庭に投資して、景気の好循環を作っていく「家庭ノミクス」を追加する必要がある、と訴えた。

 14日の投票は一部を除いて朝7時から始まり、午後8時に締め切られる。即日開票され、夜遅くには大勢が判明する見通し。