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“産まないのが問題”麻生氏、不適切認める

2014年12月9日 16:33
“産まないのが問題”麻生氏、不適切認める

 麻生副総理兼財務相が衆議院選挙の応援演説で社会保障費の増加をめぐり「子供を産まないのが問題だ」と発言したことについて、誤解を招いたとして、不適切だったことを認めた。

 麻生副総理兼財務相「(Q.不適切な表現だったという認識はありますか?)あります。ありますね。選挙の時ですからうわーっと。時間はあと2分しかありません、という状況で追われていますから。手が抜けたというか、時間をかけるべきだったという思いはあります」

 麻生副総理兼財務相はこのように述べ、先の発言は、保育施設の不足などで子供を産みたくても産めないような環境に問題があることを指摘するものだったと釈明した。

 甘利経済財政担当相「麻生副総理はご自分でよく理解されながら、時々『てにをは』の使い方が間違ってしまうということがあります」

 甘利経財相はこう述べた上で、あくまで産めない環境なのが問題でそれを解決していくのが政治の務めだと強調した。

 一方、江渡防衛相は会見で、「少子高齢化の問題は国にとって重要な課題で、なおさら発言は慎重にやるべきだと思う。夫婦のライフスタイルにまで踏み込んだ発言はいかがかと思う」と苦言を呈した。