イスラム過激派組織「イスラム国」に対抗するためベルギー・ブリュッセルで３日、約６０か国の外相らが出席する初めての会議が開かれ、軍事行動を支援していくことなどで一致した。

　この会議はアメリカが主導する「有志連合」が開いたもので、日本などシリアやイラクへの空爆に参加していない国の外相や大使らも出席した。会議では、空爆などの軍事行動や訓練を支援すること、外国人テロリストの越境を阻止すること、「イスラム国」への資金源を絶つことなど５つの分野で、関係国が取り組みを強化することで一致した。

　アメリカなどは「イスラム国」への空爆を続けているが効果は限定的で、作戦は長期化する見通し。外相らは半年以内に再び集まり、さらなる対応を協議することにしている。