テレビのデジタル放送が始まった１２月１日を記念する式典（「デジタル放送の日」記念式典）が東京・新宿で開かれた。式典には各テレビ局や総務省の幹部らが出席した。

　地上デジタル放送の難視聴対策は来年３月いっぱいで終わるが、対策が必要な世帯は今年４月の１万２０００世帯から５００世帯にまで減ったことが紹介され、総務省の桜井総務審議官は「残り４か月で丁寧にしっかりと総仕上げに取り組む必要がある」と指摘した。

　民放連（＝日本民間放送連盟）の井上会長は２０１６年からの４Ｋテレビ本放送開始を例に挙げ、「常に未来を見つめ、しっかり挑戦し、より良い放送サービスをお届けしたい」と挨拶した。