アメリカ・ミズーリ州で黒人の青年が白人の警察官に射殺され全米で抗議活動が広がる中、射殺した警察官が辞職したことが明らかになった。

　アメリカＮＢＣテレビなどによると、渦中の白人警察官、ダレン・ウィルソンさん（２８）は２９日、弁護士を通じて警察を辞職したことを明らかにした。

　この事件をめぐっては、２４日に大陪審が、ウィルソンさんを起訴しないという判決を下し、人種差別だとして抗議活動が続けられている。ウィルソンさんは、地元警察が脅迫を受けたことから、「自分が職にとどまれば、ファーガソンの警察や住民にも危害が及ぶ」として、自らの意思で辞職したと説明している。