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鳥インフル受け緊急会議 鹿児島県

2014年11月30日 13:58
鳥インフル受け緊急会議 鹿児島県

 鹿児島県出水平野のツルから毒性の強い高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたことを受け、30日朝、鹿児島県庁で緊急の防疫対策会議が開かれた。

 この問題は23日、出水平野で保護されたマナヅル1羽から鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が確認され、確定検査の結果、ウイルスは毒性の強い高病原性ウイルスと判明したもの。鹿児島県庁では30日朝、緊急の防疫対策会議が開かれ、今後の対応を協議。県が2012年に策定した防疫対策のレベルを3から4に引き上げ、養鶏場での感染が確認された場合、速やかに殺処分や埋却などの防疫措置を取ることを確認した。

 30日はツルを回収した場所から半径3キロメートル圏内にある33の養鶏場に立ち入り検査を行い、ニワトリの異常の有無や防鳥ネットの設置状況などを調べるほか、半径10キロメートル圏内にある141の養鶏場に消石灰を配ることにしている。

 一方、出水市でも対策本部会議が開かれ、30日、ツル観察センター周辺の5か所に有人の消毒ポイントを設け、噴霧器で車を消毒するほか、20か所に消石灰をまくなどして、感染の拡大防止に努めることを確認した。