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出水平野のツルから鳥インフルウイルス確認

2014年11月29日 22:42
出水平野のツルから鳥インフルウイルス確認

 国内最大のツルの越冬地、鹿児島県の出水平野のツルから、毒性の強い高病原性鳥インフルエンザウイルスが確認された。国内では今シーズン4例目。

 この問題は今月23日、出水平野で保護されたマナヅル1羽から、鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が確認されたもの。確定検査の結果、ウイルスは毒性の強いH5N8亜型の高病原性ウイルスと判明した。県や出水市では29日、緊急会議を開き、対応を協議。30日に、ツルの発見地点から半径3キロ圏内の33農場に立ち入り検査を行う他、通行規制などについて協議することにしている。

 出水市・渋谷俊彦市長「最悪の事態となり、改めて防疫体制、これまでやってきたことに加え、ツル観察センター周辺道路での消石灰での消毒など、消毒の徹底をさらに図っていきたい」

 出水平野は国内最大のツルの越冬地で、今シーズンは過去最多の1万4378羽(今月15日現在)のツルが確認されている。