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火山予知連、新たに3火山追加監視など提言

2014年11月29日 1:11
火山予知連、新たに3火山追加監視など提言

 戦後最悪の火山災害となった御嶽山の噴火を受け、火山噴火予知連絡会の検討会は、新たに3つの火山で24時間体制で監視を行うことなどを求める緊急提言をまとめた。

 検討会がまとめた緊急提言では、現在の47の火山に加え、ここ数年、異常現象がみられる3つの火山についても24時間体制で監視を行うことを求めた。対象となったのは青森県の八甲田山、青森県と秋田県にまたがる十和田、長野と富山にまたがる弥陀ヶ原の3つの火山。

 また、安全を確保するため、「火山速報」という新たな制度を導入し、噴火が起きたら数分以内に登山者に伝えることを求めている。情報は携帯電話のメール速報や山小屋などを通じて登山者に伝えるという。

 検討会では引き続き、通信事業者や地元自治体と調整を続けて、来年の登山シーズンまでには運用を始めたいとしている。