木寺駐中国大使 日中の関係改善に意欲
約2年半ぶりに実現した日中首脳会談について、木寺昌人駐中国大使は27日、「これまで停滞していた対話や協力を進め、成果をあげる」と述べ、日中の関係改善に意欲を示した。
北京の日本大使公邸では27日、天皇誕生日を祝うレセプションが開かれ、中国外務省高官や各国の大使ら約1000人が参加した。挨拶に立った木寺大使は、今月10日に行われた日中首脳会談について、「日中関係改善の大きな一歩を踏み出せた」と評価した上で、次のように述べた。
木寺駐中国大使「停滞していた対話や協力を進めながら、具体的な成果をあげるべく、引き続き努力していくことが必要です」
一方、出席した中国の劉建超外務次官補も関係改善への期待感を示した。
中国・劉建超外務次官補「両国民の願いの下で両政府の努力により、両国関係は良い方向に向かうことができると信じる」
木寺大使と劉次官補は一緒にすしを食べたり、約1時間かけて日本企業の展示を見て回るなどし、友好ムードを演出した。