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自民党 5年ぶりに“収入トップ”

2014年11月28日 17:42
自民党 5年ぶりに“収入トップ”

 総務省が、去年1年間の政治団体の政治資金収支報告書を公表した。自民党本部の収入は約233億円で、5年ぶりにトップとなった。

 公表されたのは、総務相が所管する政治団体の去年1年間の収支報告。政党本部別の収入では、2012年、政権に復帰した自民党が約233億円で、5年ぶりにトップとなった。2位は共産党で約225億円、3位は公明党で約143億円、野党第一党の民主党は約94億円だった。

 政治家個人で見ると、安倍首相の収入は約1億7604万円で、1回の朝食会で2000万円以上の資金を集めたケースもある。

 また、政治資金問題で経済産業相を辞任した小渕優子氏の政治資金管理団体は、去年1年間に約3700万円支出していた。地元の名産品である「ネギ」を約124万円購入していた他、姉が経営する服飾店で62万円余りの商品を購入していた。これについて小渕氏の事務所は「刑事告発を受けている関係で質問に対する回答は控えさせていただきます」などとコメントしている。

 一方、自らの選挙区でうちわを配布したことが公職選挙法違反にあたるのではないかと指摘され、法相を辞任した松島みどり氏だが、うちわを製造している業者に「資料印刷代」として約22万4000円を支払っていた。東京都選挙管理委員会が公表した松島氏の関連政治団体の収支報告書に記載されていたもので、松島氏の事務所は「国会で成立した法律などを書いて配布した。法律に抵触するという認識は一切ありません」」とコメントしている。