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エボラウイルス「抗体」を検出~米NIH

2014年11月27日 14:21

 西アフリカで感染の拡大が続くエボラ出血熱を巡り、アメリカのNIH(=国立衛生研究所)は26日、開発中のワクチンを20人に投与したところ、エボラウイルスに対する「抗体」が検出されたと発表した。

 このワクチンは、NIHがイギリスの製薬会社などと共同で開発しているもの。NIHによると、18歳から50歳の健康な20人に投与したところ、4週間以内に全員の血液からエボラウイルスに対する「抗体」が検出されたという。また、エボラウイルスの増殖を抑える働きがあるとされる免疫細胞も増えたことが確認されたとしている。

 投与された人のうち2人が発熱したものの、深刻な副作用はなかったということで、NIHは「ワクチンの効果を見極めるため開発を続けたい」としている。