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川内原発再稼働 来春以降にずれ込む見通し

2014年11月27日 14:15
川内原発再稼働 来春以降にずれ込む見通し

 鹿児島県の川内原発について、九州電力は申請書類に不備があるとして再提出すると発表した。これにより、川内原発の再稼働は早くとも来年春以降にずれ込む見通しとなった。

 川内原発1号機、2号機の再稼働を巡っては、今月7日に地元・鹿児島県が同意を表明したが、その後も原子力規制委員会による設備の工事計画や運用マニュアルの審査が続いている。

 27日の審査会合で九州電力は、これらの申請書類に不備があったことから年内をメドに再提出すると発表した。これにより、審査がさらに長引くことは確実となり、原発施設内での最終的な検査などを含めると、早ければ来年1月にも見込まれていた川内原発の再稼働は、早くとも来年春以降にずれ込む見通しとなった。