×

1票の格差「違憲状態」 政界の反応は

2014年11月27日 1:54

 去年7月の参議院選挙の「1票の格差」について、最高裁が「憲法違反の状態だった」とする判断を示したことについて、政界の反応。

 山崎参議院議長は、「判決を重く受け止め、選挙制度の抜本的な見直しに向けた取り組みを鋭意進めていきたい」とのコメントを発表した。

 参議院では1票の格差是正について、与野党による選挙制度協議会で議論しているが、座長を務める自民党の伊達参院幹事長は、「厳しい判決だと思う。謙虚に受け止めて対応していきたい」とした上で、選挙制度改革について「各会派それぞれの考えがあると思うが、理解の得られる見解を出していきたい」としている。

 一方、民主党の海江田代表は記者団に対し、「判決を真摯(しんし)に受け止める」とした上で、選挙制度改革をめぐり、「民主党は、2倍以下に格差が収まるように案を作って与党・自民党に提案してきた」「これまで1票の格差の問題が放置されてきたことは、大変ゆゆしき状況だ」と述べた。