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いったん解散したデモ隊再集結 緊迫状態に

2014年11月26日 12:52

 黒人青年を射殺した白人警察官の不起訴に反発して住民の一部が暴動を起こしたアメリカ・ミズーリ州ファーガソンでは、いったん解散したデモ隊が夜になって集まり、緊迫した状態となっている。現地から木村真二郎記者が中継。

 24日に警察車両や商店が放火された現場周辺には、日が落ちてから住民200人以上が集まり、警察や州兵とにらみ合いの状態となっている。

 25日、ファーガソンの警察署前では、黒人の住民らが人種差別の撤廃などを訴えている。州当局は州兵の数を前日の3倍・2200人に増やし、厳戒態勢を敷いている。

 ファーガソンでは24日夜の暴動で61人が逮捕された。中心部では多くの店舗で窓を破壊されるなどの被害を受けていて、25日、大通りは封鎖され、学校も全て休校となった。

 窓を割られた店の店主「人々が(警察に)いらだちを感じているのは当然。(しかし)こんなことをしても意味がない。悲しくてがっかりしました」

 夜の深まりとともに抗議を行う住民の数は徐々に増えていて、張り詰めた空気が漂っている。