ホンダは、アメリカの道路交通安全局に報告が義務付けられている事故について、１７２９件の報告漏れがあったと発表した。

　ホンダは、２００３年７月から今年６月までの間に起きた事故のうち１７２９件について、アメリカの道路交通安全局に報告していなかったと発表した。報告漏れは、ホンダが報告すべきだった事故の総数の約６割にあたるという。

　報告漏れの事故の中には、自動車部品メーカー「タカタ」のエアバッグの不具合による事故も８件含まれていたが、ホンダはこの８件に関しては、別の形で当局に報告していたとしている。

　ホンダは、報告漏れが起きた原因について、当局への報告義務を狭く解釈していたことなどをあげている。

　ホンダは報告漏れがあったことを「大変重く受け止めており、問題解決のために当局に最大限協力する」としている。