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白馬村で住宅27棟全壊 長野北部地震

2014年11月24日 1:03
白馬村で住宅27棟全壊 長野北部地震

 最大震度6弱の揺れを観測した長野県北部の地震では、住宅が倒壊するなどして41人がケガをした。

 3連休初日の22日夜、長野県北部を襲った最大震度6弱の地震では、白馬村で27棟の住宅が全壊した他、がけ崩れによる土砂で鉄道の線路が覆われるなど、各地で被害が確認された。警察によると、白馬村や長野市などで計41人がケガをした。このうち重傷は7人。

 長野県災害対策本部によると、倒壊した住宅などでの捜索活動は終わり、行方不明者はいないと判断したという。

 ただ、地震の影響は各地で残っている。大きな被害があった白馬村の野平地区と青鬼地区では、道路が陥没して孤立の危険があるため、25世帯・60人に避難指示が出されている。厳しい冷え込みの中、村内では、自主避難も含めて約100人が避難している。

 また、白馬村や大町市などの一部の地区では、まだ断水や停電が続いている。揺れの強かった地域では、住宅の倒壊や土砂災害などの危険性が高まっているおそれがあり、気象庁は、今後の余震に十分注意するよう呼びかけている。