維新の党の橋下共同代表と松井幹事長は、来月行われる衆院選に立候補しないことを明らかにした。

　２３日夜に開かれた松井幹事長の後援会の会合で、松井氏と橋下氏は、ともに来月の衆院選に立候補しないことを明言した。２人はそれぞれ、大阪府知事・大阪市長としての任期を１年ほど残しており、任期途中での辞職に対して批判が強まると、２人が目指す大阪都構想実現にマイナスになると判断したものとみられる。

　橋下氏・松井氏は都構想の進め方を巡って、前回の衆院選で協力体制にあった公明党と対立。今回の衆院選では、公明党幹部議員の選挙区で立候補を検討していた。維新の党は、公明党の前職のいる大阪・兵庫の６つの選挙区全てで、候補者を立てない方針。