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武装集団がバス襲撃、28人死亡 ケニア

2014年11月23日 9:41

 アフリカ東部のケニアで22日、武装集団がバスを襲撃し、イスラム教徒ではない乗客28人を殺害した。隣国・ソマリアのイスラム過激派組織が犯行声明を出している。

 ロイター通信などによると、事件があったのはソマリアとの国境に近いケニア北東部の町・マンデラで、22日朝、首都・ナイロビに向かうバスが武装集団に襲われ、乗客28人が殺害された。武装集団はバスを待ち伏せて停車させた後、キリスト教徒などイスラム教徒ではない乗客を選別して殺害したという。さらにこの襲撃事件について、ソマリアを拠点に活動するアルカイダ系イスラム過激派組織「アルシャバブ」が犯行声明を出し、「南部の港湾都市モンバサでのモスク弾圧に対する報復だ」と述べたという。

 ケニア警察当局は今週、モンバサで「アルシャバブ」への勧誘や武器調達に関わったモスクなどを強制捜査し1人を射殺、400人近くを逮捕していた。