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神城断層の一部が動いた可能性高い~調査委

2014年11月23日 23:14
神城断層の一部が動いた可能性高い~調査委

 政府の地震調査委員会は23日、長野県北部で起きた地震の原因は、神城断層の一部が動いた可能性が高いとの評価を発表した。

 地震調査委員会は23日、臨時の会合を開き、22日の最大震度6弱、マグニチュード6.7の地震について評価を行った。その結果、地震は、新潟県から山梨県にかけて南北に延びる糸魚川静岡構造線断層帯のうち、長野県北部にある神城断層の一部が動いた可能性が高いという。地震調査委員会は今後の調査結果などを踏まえ、さらに検討を行う必要があるとした上で、大きな余震が起きる可能性もあるとして、注意を呼びかけている。

 また、国土地理院は、今回の地震の影響で震源近くの観測点が、上下の変動では12.1センチ沈下し、水平の変動では南東方向に29.1センチ移動したという暫定値を発表した。