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サンゴ密漁船、7分の1に減少

2014年11月23日 15:15
サンゴ密漁船、7分の1に減少

 小笠原諸島周辺での中国漁船によるサンゴの密漁問題で、海上保安庁は領海内での一斉摘発に乗り出しており、23日も中国人船長1人を逮捕した。こうした中、確認された漁船が先月の7分の1に減っていることもわかった。

 海上保安庁は23日、新たに嫁島付近の領海内で違法に操業していたサンゴ漁船の中国人船長・謝華文容疑者(52)を、外国人漁業の規制に関する法律違反の疑いで逮捕した。密漁の方法が悪質になったため、海上保安庁は、先週から領海内での一斉摘発に乗り出しており、これで今年10月以降、小笠原諸島周辺で逮捕された中国人船長は9人となる。

 海上保安庁は22日、小笠原諸島周辺の海域でサンゴの密漁が目的とみられる漁船33隻を確認した。先月は一時、200隻を超えていたが、7分の1程度に減少している。