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国道406号線など土砂崩落で通行止めも

2014年11月23日 8:24
国道406号線など土砂崩落で通行止めも

 22日夜、長野県北部を震源にした最大震度6弱の地震の影響で交通機関やライフラインに大きな乱れが出ている。一夜明けて、23日朝から各地で消防などが被害の確認を行っている。

 長野新幹線は地震直後から下り線が上田駅と長野駅の間で運転を見合わせていたが、23日午前1時46分に運転を再開した。23日も始発から通常通り運転している。

 県内の高速道路は上信越道の坂城-信濃町の上下線と長野道の更埴付近の上下線で3時間余り通行止めが続いていたが、23日午前1時20分に運転が再開された。このほか、白馬村の国道406号線や148号線では土砂崩落が起きていて、午前7時半現在も通行止めが続いている。

 白馬村によると、役場横の保健福祉ふれあいセンターでは85人が自主避難しているという。また、隣の小谷村でも小学校や公民館など9か所に336人が自主避難している。また、白馬村では堀之内地区や三日市場地区など4つの地区の合わせて209世帯で断水が続いていて、給水車5台が出て対応にあたっている。

 中部電力によると、大町市や白馬村などの700世帯で停電が起きているという。

 さらに長野県内では余震が続いている。

 22日午後10時から23日午前7時までの間に、長野県北部を震源に震度1以上の地震が46回観測された。余震で最も大きかったのは、22日午後10時37分の震度5弱で、震度3は4回観測している。

 白馬村の国道406号の白沢トンネルで土砂崩落が発生しているほか、各地で土砂が河川に流れ込んでいるとみられ、23日朝から消防が確認している。