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天皇陛下 新嘗祭「曉の儀」出席とりやめ

2014年11月21日 22:13

 宮内庁は21日、毎年11月23日に皇居で行われる新嘗祭(にいなめさい)について、今年から、天皇陛下が深夜から未明にかけて行われる儀式への出席をとりやめられると発表した。

 新嘗祭は毎年11月23日に皇居で行われており、天皇陛下がその年の米などを神々に供えて収穫を感謝する、宮中祭祀(さいし)の中で、最も重要なものとされている。宮内庁は、21日、新嘗祭について、今年から陛下が午後11時から行われる「曉の儀」への出席をとりやめられると発表した。80歳を迎えられた陛下の年齢を配慮したもので、宮内庁によると、かねて医師からの指摘があり、深夜から未明にかけての、寒い中での祭祀は健康上のリスクが大きいと判断したという。

 昭和天皇は69歳の時に「曉の儀」への出席をとりやめている。