中東のイスラエル・エルサレムで１８日、ユダヤ教の礼拝所が襲撃され、ユダヤ人４人が死亡した。聖地をめぐり、ユダヤ教徒とイスラム教徒の対立が続く中、さらなる衝突の激化が懸念される。

　地元メディアによると１８日、エルサレムにあるユダヤ教の礼拝所でユダヤ人がなたや銃で襲われ、少なくとも４人が死亡、１０人以上がケガをした。襲ったとみられるパレスチナ人の男２人はその場で警察に射殺されたという。

　事件を受けて、イスラエルのネタニヤフ首相はパレスチナ側を非難し、「強硬な姿勢で応じる」と通告した。

　エルサレムではイスラム教徒とユダヤ教徒の双方が聖地だと主張する場所をめぐって対立が深刻化していて、今回の事件をきっかけに大規模な衝突につながる可能性が出ている。