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米国人解放 「十分な確信を持てなかった」

2014年11月17日 13:37

 北朝鮮に拘束されていたアメリカ人2人の解放交渉を行ったアメリカの情報機関のトップが、2人が解放されるかどうかについて、「十分な確信を持っていなかった」と語った。

 北朝鮮で拘束されていたアメリカ人のケネス・ペ氏とマシュー・ミラー氏は、今月8日に解放され、帰国した。解放交渉を行うため北朝鮮を訪れたクラッパー国家情報長官は16日、CBSテレビのインタビューで、直前まで、2人の解放を北朝鮮側から知らされなかったことを明らかにした。

 クラッパー長官「交渉がどう進むか分からなかった。個人的には、北朝鮮が解放するか十分な確信を持てなかった」

 また、クラッパー長官が米朝の関係改善について大きな提案をしなかったことに「北朝鮮側はがっかりしているように見えた」と述べ、北朝鮮側が「拘束された人の話だけではなく、もっと多くの対話を望む」と関係改善への意欲を示していたことを明らかにした。