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史上初!欧州宇宙機関の探査機が彗星に着陸

2014年11月13日 6:53

 ヨーロッパ宇宙機関が打ち上げた彗星(すいせい)探査機の一部が12日、地球から5億キロ離れた彗星に着陸した。彗星への着陸は史上初めて。

 10年前に打ち上げられた彗星探査機「ロゼッタ」は、長さ最大4キロのチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星を目指して、太陽の周囲を回りながら65億キロを飛行してきた。12日には彗星の20キロ上空から着陸用の小型機「フィラエ」を投下。日本時間13日午前1時過ぎに史上初めて彗星に着陸したことが確認された。その後、「フィラエ」が彗星に降下する途中に、上空約3キロから撮影した写真が公開された。

 今後は彗星の表面を削るなどして調査を行い、地球にデータを送信する予定で、水や生命の起源に迫ることができるか注目されている。