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米中首脳会談 新たなCO2削減目標で合意

2014年11月12日 14:15

 アメリカのオバマ大統領と中国の習近平国家主席は2日間にわたって首脳会談を行い、地球温暖化対策をめぐり二酸化炭素の排出量を削減する新たな目標で合意した。

 12日の会談は日本時間午前10時過ぎから行われた。冒頭で、習主席は「米中の協力関係は『新型』の関係であり、この方向で協力していく準備ができている」と述べた。これに対し、オバマ大統領は「重要な意見の違いはあるが、両国はできる分野では協力していく。互いが繁栄することによって双方が利益を受けることができると強く信じている」と応じた。

 両首脳は、二酸化炭素の排出量を減らす目標について合意した。アメリカは2025年までに2005年の実績と比べて26~28%削減すること、中国は排出量を2030年ごろにはピークとし、それ以降は削減するとしている。中国が将来の削減をめぐり数値目標を示すのは初めて。

 両首脳は会見しており、習主席は「両国は、軍事面で信頼を醸成するための措置を構築することで合意した。建設的で豊富な成果があった」と強調した。