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なぜ?北太平洋生息のトドが九十九里海岸に

2014年11月3日 17:12
なぜ?北太平洋生息のトドが九十九里海岸に

 千葉県山武市の九十九里海岸で3日、本来は北太平洋に生息する「トド」が見つかった。九十九里海岸の蓮沼海浜公園から森本隼裕記者が中継。

 3日午後1時過ぎ、トドは頭だけ出して泳いでいて、その後、波打ち際の方に歩いてきたり、海の方に戻ったりを繰り返していた。おなかのあたりに傷があるが、衰弱している様子は見られない。

 鴨川シーワールド(千葉県鴨川市)の人の話では、メスのトドとみられるという。トドは本来、北太平洋に生息していて北海道ではよく見られる。しかし、九十九里海岸で見つかるのは極めて珍しいという。

 鴨川シーワールド職員「病気を持っていてエサをとれなくて、やせて衰弱してここにたどり着いたという考え方が妥当かもしれない」

 鴨川シーワールドと地元の山武市は3日、保護することは取りやめて、4日に改めてトドの様子を確認しながら昼頃から捕獲する作業を再開するという。