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議事堂に放火 ブルキナファソで抗議拡大

2014年10月31日 21:08

 アフリカ西部の国・ブルキナファソで大統領の任期延長をめぐる抗議運動が拡大していて、30日には国会議事堂が放火されるなど緊張が高まっている。

 在ブルキナファソ日本大使館によると、ブルキナファソではコンパオレ大統領が任期を延長する憲法改正を求めていて、抗議運動が起きている。30日には市民のデモ隊と警官隊が衝突し国会議事堂が放火されテレビ局も占拠された。

 この事態を受けてコンパオレ大統領はテレビで演説し、内閣の総辞職を発表するとともに民主的に選ばれた次の大統領に権限を委譲できるよう対話を開く用意があると発言した。

 一方、デモ隊は大統領の即時辞職を求めていて、要求が聞き入れられない場合は大統領府へ向かって行進するなど働きかけを強める姿勢を見せている。

 ブルキナファソには日本人129人が住んでいて、大使館は注意を呼びかけている。