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日本政府提出「核軍縮決議」国連で採択

2014年10月30日 10:40
日本政府提出「核軍縮決議」国連で採択

 国連の軍縮に関する委員会は29日、核兵器の廃絶に向けて加盟国が行動を取るよう促す日本政府提出の「核軍縮決議」を採択した。

 日本が提出した「核軍縮決議」は、来年が広島・長崎への原爆投下から70年の節目となるのに合わせ、核兵器保有国に対し核兵器の削減と廃絶のための努力と透明性のある措置を促すもの。また、決議では北朝鮮による核実験などを強く非難し、今後行わないよう求めている。

 採決は国連総会の軍縮に関する委員会で行われ、反対は北朝鮮1か国、中国やロシアなど14か国が棄権、アメリカやイギリスを含む163か国が賛成し、賛成多数で採択された。

 日本の外務省は「来年、核拡散防止条約の運用を検討する会議が行われるのを前に163もの国が賛成した意味は大きい」としている。