×

福島沖へ…洋上風力発電の土台が長崎を出発

2014年10月30日 17:23
福島沖へ…洋上風力発電の土台が長崎を出発

 国が福島沖で進めている海に風車を浮かべて電気を起こす、「浮体式洋上風力発電」で2基目となる巨大風車の設置に向け、30日、長崎県で造られた風車の一部が出発した。

 30日、長崎県を出発したのは「浮体」と呼ばれる海に風車を浮かべるための土台になる部分。再生可能エネルギーの普及のため、国が福島沖で進める「浮体式洋上風力発電」の実証研究で、今年2基目の風車の設置を進めている。

 新たな風車の発電量は7メガワットで、去年設置された風車の3.5倍、一般家庭が1年間に使う電気の量で約6000世帯分をまかなえる、世界最大の風車。

 新たな風車の名前は、「ふくしま新風」と名付けられ、長崎県から約1300キロの距離を12日間かけて福島へ向かい、来月10日には、小名浜港に到着する予定。