ダボス会議などで知られるスイスの研究機関「世界経済フォーラム」が世界１４２か国の「男女格差報告書」を発表し、日本は先進国で最低ランクにとどまった。

　報告書は経済・政治・教育・健康の４つの分野のデータを基に、男女間の格差を国別に順位付けしたもの。日本は国会議員や企業の管理職の女性の割合が低いことなどが影響し、全体で１０４位となっている。これは先進国の中では最低の水準で、「女性が輝く社会の実現」を掲げる安倍政権にとっても、課題が浮き彫りとなった形。

　報告書では、アイスランドをはじめ北欧諸国が上位を占めた他、アジアではフィリピンが９位、中国は８７位となっている。