放射線量が比較的低い避難指示解除準備区域に指定されている福島県楢葉町で出荷制限の解除を目指し、検査用の野菜の収穫が行われた。

　楢葉町では、出荷制限がかかっている小松菜やカブなど５種類の野菜を試験的に栽培していて、２８日、県の職員が検査のために収穫した。

　避難指示解除準備区域に指定されている楢葉町では来年度以降に住民が町に帰ることを目指していて、県は今年から出荷制限解除に向け、町内１１か所で検査用の野菜の栽培を始めている。

　収穫した野菜は放射性物質の検査をして、安全性が確認されれば県が国に制限の解除を申請するという。