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NYの男性医師のエボラ感染確認

2014年10月25日 8:23

 アメリカ・ニューヨークで、エボラ出血熱の陽性反応があった医師について、24日、アメリカのCDC(=疾病対策センター)は医師の感染を正式に確認した。

 エボラ出血熱への感染が確認されたのは、西アフリカのギニアからニューヨークに戻った医師、クレイグ・スペンサーさん(33)。スペンサーさんはニューヨークの病院で隔離されて治療を受けているが容体は安定していて、会話もできる状態だという。

 保健当局は、スペンサーさんが立ち寄ったボウリング場やコーヒー店などの検査を続けている。

 一方、テキサス州の病院でエボラ出血熱に二次感染して治癒した看護師ニーナ・ファムさん(26)が24日、入院していた医療施設を退院した。

 ニーナ・ファムさん「世界中の人が私の回復を祈ってくれました。感謝の言葉も見つかりません」

 ファムさんはこの後、家族とともにホワイトハウスに向かい、オバマ大統領と面会した。

 こうした中、WHO(=世界保健機関)は24日、感染国の政府代表や製薬会社を集めた会合を開き、来年半ばまでに数十万人分のワクチンを用意する方針を発表した。12月には開発中のワクチンの最初の臨床試験を西アフリカの国で開始できる見通しだという。