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首脳会談には“慰安婦問題で前進必要”

2014年10月24日 21:44

 韓国の朴槿恵大統領は24日、ソウルで日韓議員連盟の額賀会長らと会談し、首脳会談の実現にむけては、いわゆる従軍慰安婦問題で前進が必要との考えを示した。

 会談の冒頭、韓国の朴槿恵大統領は、日韓関係が難しい状況が続いていて残念だと述べた上で、いわゆる従軍慰安婦問題について言及した。

 朴槿恵大統領「(日韓関係において)最も象徴的な懸案が慰安婦問題だが、(この問題への対応が)新たな出発への最初の一歩と言える」

 額賀会長によると、「国際会議でお目にかかることを楽しみにしている」とする安倍首相のメッセージを伝えると、朴大統領は、「良い首脳会談を目指したい、そのためには慰安婦問題で前進が必要だ」と述べたという。

 また、産経新聞の前ソウル支局長が大統領の名誉を毀損(きそん)した罪で起訴された問題については、互いに言及しなかったという。