×

単独での犯行か カナダ議事堂銃撃事件

2014年10月24日 20:47

 カナダの連邦議会議事堂などで起きた銃撃事件で、23日、警察は容疑者の男が銃を持って襲撃にいたる様子を捉えた監視カメラの映像を公開した。

 公開された映像には、22日に首都オタワで、容疑者の男が車を降りて、連邦議会議事堂の方へ銃を持って1人で走っていく様子が映っている。男はこの直前に警備の兵士を銃撃し、殺害した。男はこの後、議事堂を襲撃し、銃撃戦の末、死亡した。

 警察によると、男は、カナダ国籍のマイケル・ゼハフビボー容疑者(32)で、テロ活動に関わる可能性がある「要注意人物」には指定されていなかった。警察は単独での犯行との見方を示している。

 また、容疑者はパスポートを申請し、シリアへの渡航を希望していたが、過去に麻薬に関わる犯罪歴がありパスポートの交付は認められなかったという。

 イスラム過激派組織「イスラム国」への空爆を決めたカナダ議会への報復テロの可能性もあるとみられていて、警察は、銃の入手経路など背後関係を捜査している。