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米韓国防担当協議 作戦統制権移譲を再延期

2014年10月24日 14:40

 アメリカと韓国の国防担当閣僚による協議が23日、アメリカ・ワシントンで行われ、朝鮮半島が戦争状態になった際に作戦を指揮する権限を在韓米軍から韓国軍に移譲する時期について、現在予定している来年12月から延期することに合意した。

 朝鮮半島で有事が起こった際、作戦を指揮する「戦時作戦統制権」は、来年12月に在韓米軍から韓国軍に移譲することになっていたが、韓国側は北朝鮮の核とミサイルの脅威を理由にアメリカ側に延期するよう求めていた。

 韓国の韓民求国防相は北朝鮮情勢について「金正恩第1書記が掌握しているようだが、外交的孤立と経済危機により長期的には不安定性は増すだろう」と指摘。統制権を移譲する時期は、「韓国軍が主な軍事力を確保する2020年代半ばを目標とする」としている。