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エボラ出血熱 NYで男性医師が陽性反応

2014年10月24日 14:25

 アメリカ・ニューヨークで23日、西アフリカのギニアから帰国した男性医師がエボラ出血熱の予備検査で陽性反応を示したことがわかった。市当局は、市民に対して冷静に対応するよう呼びかけた。

 23日、予備検査でエボラ出血熱の陽性反応が出たのはニューヨークのマンハッタンに住む33歳の医師。医師は、西アフリカのギニアで「国境なき医師団」の一員として治療に携わり、今月17日にニューヨークに戻ったが、疲労感を感じたのち、高熱を出して入院し、隔離された。アメリカメディアは、医師はクレイグ・スペンサーさんだと報じている。記者会見を行ったニューヨーク市長は、治療態勢が万全であることを強調した上で、市民に冷静な対応を呼びかけた。

 ニューヨーク・デブラシオ市長「エボラ出血熱は感染しにくい病気。市民は怖がる必要はありません」

 医師はニューヨークへ戻った後、地下鉄やタクシーなども利用したということだが、保健当局は、医師の自宅の消毒作業を行い、直接、接触があった3人について経過を観察している。