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カナダメディア「男はイスラム教に改宗」

2014年10月23日 11:19

 カナダの首都・オタワで22日、男が連邦議会の議事堂に侵入し、銃撃戦となった。男は射殺されたが、地元メディアはイスラム教に改宗したカナダ人の男だと伝えている。

 オタワの連邦議会議事堂近くで22日午前、警備中の兵士が何者かに撃たれ、死亡した。その後、議事堂の中で警察との間で銃撃戦が起きた。

 直後に撮影された映像には、銃声が鳴り響く議事堂の中を、銃を構えて進む警官や、走って逃げる人の姿が映っている。男はこの後、議事堂内で射殺され、地元メディアは、カナダ国籍のマイケル・ゼハフビボー容疑者(32)で、イスラム教に改宗していたと伝えている。

 警察は、兵士を銃撃した犯人は複数いる可能性もあるとみて、捜索を続けている。

 カナダのハーパー首相は日本時間23日午前9時過ぎに会見し、テロに屈しない姿勢を強調した。

 ハーパー首相「カナダは決してテロに屈しない。残虐なテロ行為をする彼らを(裁きを下すため)引きずり出す」

 カナダは、イスラム過激派組織「イスラム国」への空爆参加を決めているが、20日にはカナダ軍の兵士が「イスラム国」に傾倒する男に車ではねられて殺害される事件が起き、テロへの警戒レベルを上げたばかりだった。