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運転支援システム 国交省が初の性能試験

2014年10月23日 17:54
運転支援システム 国交省が初の性能試験

 国土交通省などは23日、自動車の運転を支援するシステムについて初めて性能試験を行い、その結果を公表した。

 前方の車を検知して自動でブレーキをかける装置など、車の運転を支援するシステムの普及が急速に進んでいることを受け、国交省などは、国内8メーカー・26車種を対象に、初めて性能試験を行った。

 性能試験では、衝撃を抑えるため急ブレーキの前にどれだけ減速できるかという、被害を軽減するブレーキの性能が32点満点で評価され、26車種中、3車種が満点だった一方で、7車種は8点以下にとどまり、性能にばらつきがみられたという。最高評価を受けたのは、日産「スカイライン」、トヨタ「レクサスLS」、スバル「レヴォーグ」の3車種だった。

 この試験結果は、自動車事故対策機構のホームページやパンフレットで閲覧できる。国交省は、これらの結果を消費者が安全な車を選ぶ判断基準のひとつにしてもらうとともに、メーカーの技術や競争力の向上に生かしたい考え。