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エボラ熱感染の女性看護師が治癒 スペイン

2014年10月22日 7:46

 スペインでエボラ出血熱に感染した看護師の女性について、治療に当たった病院は21日、ウイルスが検出されなくなり、治癒したと発表した。

 この女性は、エボラ出血熱に感染しスペインで死亡した患者の治療に携わっていて、今月、アフリカ以外で初めて感染したことが確認されていた。治療を行っていた病院は21日、血液検査の結果、ウイルスが検出されず治癒したと判断できると発表した。

 一方、この女性にも投与された、日本の富山化学工業が生産する抗インフルエンザ薬「アビガン錠」について、フランスの国立保健医学研究機構は21日、アフリカ・ギニアで来月からエボラ出血熱の感染者に臨床試験を行うと発表した。富山化学工業はすでに2万人分のアビガン錠を保有しているが、さらなる臨床試験のため今後生産を拡大する予定。