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産経前支局長起訴、谷内局長が遺憾の意

2014年10月21日 19:43

 日本の記者が起訴された問題で、谷内正太郎・国家安全保障局長が韓国の高官に遺憾の意を伝えた。

 谷内局長は21日、韓国を訪れ、大統領府の金寛鎮国家安保室長や尹炳世外相と会談した。日本側によると、谷内局長は産経新聞の前ソウル支局長が名誉毀損の罪で起訴された問題について、報道の自由と日韓関係の点から遺憾との立場を金室長に伝えた。

 一方、韓国大統領府によると、金室長は「来年の日韓国交正常化50周年を契機に、未来指向的な関係に進むために、特に慰安婦問題の解決が最も重要な懸案だと強調した」という。

 また、谷内局長が集団的自衛権の行使容認について理解を求めたのに対し、金室長は周辺国の憂慮を反映し、透明性を持って行うべきだとクギを刺したという。