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中国成長率7.3%“リーマン後”最低に

2014年10月21日 14:53

 中国の今年7月から9月のGDP(=国内総生産)の成長率は7.3%のプラスにとどまり、リーマンショック以降で最も低い伸び率となった。

 中国国家統計局が21日午前に発表した7月から9月のGDP成長率は、前年同期比7.3%のプラスだった。この数字は、リーマンショックの影響で経済成長が大きく鈍った2009年1月から3月期以降で最も低い伸び率。中国全土での不動産市場の低迷や、そのあおりを受けた鉄鋼など製造業の伸び悩みが主な圧迫要因となっている。

 国家統計局の報道官は「全体的には経済は安定している」としながらも、「適時に適度な微調整を行い、健全な経済発展実現に努力する」と述べ、中国政府として小規模な景気刺激策で景気の急速な悪化を抑え込む考えを示した。