京都府京丹後市で建設中のアメリカ軍基地に、２１日朝、弾道ミサイルを探知できる高性能の「Ｘバンドレーダー」が搬入された。

　２１日午前４時半、警察の車両に警備されながら、Ｘバンドレーダーを積んだトレーラーは、京丹後市で建設中のアメリカ軍基地に入っていった。このＸバンドレーダーは、弾道ミサイルを探知したり追尾したりできる高性能レーダーで、北朝鮮に対応するための配備とされている。

　基地の周辺では、大勢の機動隊が配備される中、反対派のグループのメンバー数人が抗議活動を行い、警察官と小競り合いを繰り返す場面も見られた。

　基地では、２２日、部隊の発足式が行われ、年内にもＸバンドレーダーの本格的な運用が始まる予定。