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中国 共産党「四中全会」始まる

2014年10月20日 13:28

 中国で20日、国家運営の重要方針を決める共産党の重要会議「四中全会」が23日までの日程で始まった。司法制度の改革が最大のテーマ。

 中国共産党の「四中全会」は、党の中央委員会の委員が選ばれてから4回目に開く全体会議で、習近平国家主席をはじめ、中央委員ら300人以上が出席する。場所は公表されていないが、会議は23日までで、会場とみられる建物の周辺では厳重な警備が敷かれている。

 今回は「法による国家統治」が主要な議題に掲げられている。中国では法律よりも権力が勝り、汚職がはびこっているという批判が根強くある。法律による国家運営を推進させるために司法制度を改革することが焦点となる。

 会議では、最高指導部の経験者としては異例の立件が公表された周永康前政治局常務委員の刑事責任追及についても議論される見通し。